外貨・仮想通貨で資産運用を行うメリットとリスクについてまとめました。

資産運用のための基礎知識~ARAIWORKS~

資産を複数の通貨に分散させる運用方法がある

現金を銀行に蓄えて資産とするならば、必ずしも日本円のまま保有する必要はありません。

 

例えば“外貨”にして外国のレートで保有する方法や、“仮想通貨”と言う形でデータを管理する方法もあるのです。

 

外貨・仮想通貨で行う資産運用の特徴・メリット

日本円や実際の紙幣ではない手段で資産を管理する方法やメリットについて、それぞれご紹介していきます。

 

外貨

外国の紙幣

 

「外貨」とは、日本円ではない外国の通貨です。

 

ドルやユーロ、ウォンと言った各国の通貨が外貨にあたります。
もちろん海外ではあたり前に使用できるお金であるため、単位を変えたところで現金の持つ資産としての価値は保たれたままです。

 

一方で、お金は経済政策の影響を受けやすいという特徴があります。
同じ金額を所有していても、国によってお金に対する評価や金利が変化するものです。

 

日本円でなく外貨で所有することで、金利がお得になる場合があります。

 

メリット

外貨で資産を保有するメリットは「為替差益が得られる」という点です。

(外国)為替とは、日本円と外貨を交換するときの差額のことで、“1ドルあたり100円”のような交換比率を指します。

 

また、為替差益はこの差が私たちにとって有利な状況を指す言葉です。
例えば、1ドルあたり90円のときにドルを買い込み、1ドルあたり100円のときに売れば“ドルの保有枚数×10円”の儲けになります。

 

仮想通貨

ビットコインのイメージ

 

「仮想通貨」とは、電子上で記録される通貨です。

 

円やドルのように紙幣は持たず、現金と同じ価値を持った記録を取引することで、日常の買い物や、実際の紙幣との交換が可能になります。
感覚としては、電子マネーのような立ち位置です。

 

しかし、その実態は投資商品と同じ性質を持っているため、“安く買って高く売る”取引で利益を得られます。
通貨としてのインフラ整備も積極的に行われており、各国で行われているキャッシュレス化の流れを受けて、注目されている資産です。

 

メリット

仮想通貨を所持するメリットは「儲けが出やすい」という点です。
運用方針次第では低い元手で高い金額の投資が行えるため、儲けが出るタイミングを見極めれば元手を遙かに超えるお金が得られます。

 

また、外貨取引のように「安いときに買って、高いときに売る」といった現物取引も可能なため、方針次第で柔軟に資産の在り方を決定できる点は優秀な商品です。

 

どちらもハイリスク・ハイリターンの資産である

現金を外貨や仮想通貨に変えてしまえば、資産を守るだけでなく“増やす”ことも可能です。
しかし、どちらも元本割れのリスクがつきまとい、多くの場合“補償がない”ことを理解しておきましょう。

 

取引は専門性を帯びており、ときにはプロの力を借りる必要が生じます。
そのため、まずは独自でそれぞれの商品についての下調べをキッチリ行うことが大切です。

 

その上で資産を外貨に換える決断は良いですが、最終的には信頼できる金融機関を探し出せるかという点が重要になるのではないでしょうか。