資産としての“金・銀・プラチナ”とは
“金・銀・プラチナ”は高級アクセサリーの材料として使われることもあり、高価なものという印象があります。
この3種類の金属は稀少度合いが高く、用途も幅広いため、需要も値段も高いアイテムです。
それだけに、一定量の“金・銀・プラチナ”を所有している人はそのまま資産として評価されます。
場合によっては、あえて現金をそれらの貴金属に変えて保有する人も少なくありません。
では、現金ではなく資産として貴金属を手にするメリットはどれ程あるのでしょうか。
私たちが仮に貴金属を手に入れる機会があった場合、「資産」として手元に置いておくべきかどうか、特徴やメリットを整理して確認していきましょう。
資産価値のある貴金属の特徴とメリット
金・銀・プラチナ、それぞれの特徴とメリットをまとめてみました。
“金”の特徴
「金」は、富裕の象徴である黄金色の貴金属です。
時代によっては貨幣の代わりとして利用されていたこともあり、金が発見されてから価値がなくなった瞬間はありません。
世界の埋蔵量が限られているため、希少性が高く安定の取引需要があります。
メリット
メリットは「安定性」です。
株式のように、会社の努力によって大きく値段が跳ね上がるケースはありませんが、いつの時代においても一定の値段がつきます。
また、スマホを初めとした電子機器の基板を作成する際にも利用されてるため、今後も需要が尽きない価値の高い貴金属です。
“銀”の特徴
「銀」は、工業用品や電子機器に使われる貴金属です。
スポーツの世界では、金・銀・銅の順でメダルが贈呈されるもので、一般的には金より割安で価値の低い貴金属と見なされています。
メリット
銀は金と比べても安価なため「初期投資費用」が抑えられます。
また、金より“価格変動が大きい”点が特徴です。
これはデメリットと見受けられがちですが、“安く買って高く売る”ことで資産が増やせるため、投資商品としての有効な活用ができます。
“プラチナ”の特徴
「プラチナ」は、金より圧倒的に稀少な貴金属です。
金以上に工業用金属としての需要が高い一方で、時代の流れに応じて価格変動の影響を大きく受けている金属とも言えます。
メリット
実はプラチナは金より「希少性が高く、使用用途が広い」金属です。
一方でプラチナが使われる工業製品の主力であった“ディーゼル車”の収縮に伴い、需要が下がっている状態です。
再び需要が高騰すれば資産価値が上がる可能性もあるため、一言で表すならば“買い時”の金属と言えます。
資産としてオススメだが、過信は禁物
貴金属の需要は高く、特に“金”においてはどの時代でも一定の需要がありました。
一方で、投資商品として相場がある以上、一定の価格下落のリスクは許容しなければいけません。
「安定資産」とはよく言われますが、投資を行うならば相応の勉強をすることで資産を守る価値を示すことが必要なのではないでしょうか。